「咲夜、今日は私がお前のために、わざわざ晩御飯つくってあげる」
「お嬢様が!? ありがとうございます、ありがとうございます。
咲夜は幸せものでございます。ところでどういった風の吹き回しで?」
「だって今日は敬老の日だって。
幼き者はすべからく老けている者を敬うよう定められた日なんですって。
だから今日は咲夜を労ってあげなさいってパチェが言ってたわ」
「・・・・・・・」
「もうちょっとかかるから席に座ってて。
って、アイアンメイデンなんか担いで何処行くの?」
「ええ、ええ、今日のテーマはスペインでしてね。
スペインと言えば牛追いと魔女狩りの本場でございましょう?
わたくし、素材の確保をすっかり忘れてて、嫌ですわホホホ」
「ふーん? まあいいや。
咲夜、これからも元気でずっと長生きして私と遊んでね」
「・・・お、お嬢様。 咲夜は、咲夜はぁ!!」
「こんどは泣き出しちゃった。変なの」
なんてね。まあ敬老の日は昨日でしたけど(ノд`)
毎度お久しぶり、SEVEN OUTでございます。
本日の商店、先週から引き続きまして、埼玉県を微妙な角度から
見つめなおすサイ(゚∀゚)タマのコーナー。
今日は店主、自慢の一品でございますよ~。
冒頭のショートショートの中でもふれましたが、テーマはスペイン。
埼玉なのにスペインとは何事かと思われますでしょうが、埼玉県
にはなんと世界一のパエリアが食べられるレストランがあるのです。
それがこちら。
JR川越線の西川越の駅より歩いて5分。
その看板のとおり西班牙市場でございます。
こちらのシェフは、スペインで開催される国際パエリアコンテストで優勝
されたという名料理人さん。
そんな素晴らしい方の料理が、コースは一人3000円から楽しめると言う、
非常に良心的なお店で御座います。
ひとたび門をあけて中に入れば、そこは外が埼玉県である事が信じられ
なくなるようなスパニッシュレストラン。
荘厳なステンドグラスと、その前に聳え立つサクラダファミリア大聖堂の
模型を見上げながら、おいしいスペイン料理が楽しめます。
また地下には本格的なワインセラーもあり、好きなワインのボトルをここから
自分で選んであけられます。
レストランは二階構造となっており、一階で食事を、
二階ではコーヒーやデザートを楽しむ事が出来ます。
この素晴らしい店内の装飾は、お店の横にある工房で造られており、
時々内装が大きく変わるそうです。
気軽に夕食を、というには少し値が高いですが、何か記念日には是非
ともおすすめ。
埼玉県にちょっと足を伸ばしてスペイン気分。
そんなスポットを、本日は御紹介させて頂きました。